当てる射と中る射。

今日弓道の稽古で、
先日S先生から紹介していただいた本「弓執る心」の
今村鯉三郎先生は、練習では60射中1、2本しか外さないらしいですね。
という話をしたら、
S先生が以前お会いした実業団の方にも
すごい人がいるという話をしてくださいました。
その方は毎日、朝、昼、晩で100射以上、ひたすら当てる練習をしていて
体力と技術をひたすら高めた結果、
矢ごとに思ったところに的中することが出来るというのです。
しかし弓道では、当てる射は醜く、中る射を求められます。
ところがその方は、まず弓道で必須の三位一体のうちの二つ、
技術と肉体を先に作り上げ当てる射を完成させ、
後に、中る射となるための心のあり方を追求するのだと
言っていたそうです。

なるほどそういう修練法もあるのだなあと思ったのと同時に
やはり、秀でた人は並大抵の努力ではないなと感じました。
そもそも、毎日100射以上は無理です。(涙)
しかし、この考え方も参考にしつつ、
自分は自分のペースで精進したいと思います。

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