一般的にデザインというと、
「シンプルなデザイン」とか「使いやすいデザイン」など
見た目や機能のことを指すケースが多いですよね。
でもデザインにはもっと幅があって、
まず目的があり、それを達成するために、
目的にあった素材や色、形などを創意工夫します。
さらにはできたモノが廃棄された後のことまで考えることもあります。
リサイクルや土に戻る素材などは、
目的を考える企画段階で決まることが多いので、
1番のキモは「企画」ということになります。
ではこの「企画」から、製品化され役目を終えるまでの間で、
デザインの範疇はどこからどこまででしょう。
個人的には全体を通してデザインだと思っています。
ただ実際の役割で言うと、プロジェクトの規模にもよりますが、
プランナーやデザイナー、エンジニアなど様々な専門家が関わります。
さらにモノによってはデザイナーも役割を細分化されます。
この役割分担が、デザインの範疇を狭めてるように思えます。
デザイナーの守備範囲がデザイン、みたいな。
見た目や機能だけでない、モノの生涯を意識してみると、
デザインへの考え方が変わってくるかもしれません。
どうしてこのモノは生まれて来たのか。
最後はどうなるのか。
デザインって楽しいです。