月別アーカイブ: 11月 2024

土地の境界。

地籍調査って知ってますか?
土地の売り買いをしたことのある方はご存知かと思いますが、
土地の境界を確認する必要があります。
ちゃんと測量されている分譲地などは記録が残ってるはずですが、
山林や昔からある土地は測量がされておらず、
明治維新の地租改正で適当に作られた公図を参考にしながら
境界に接する地権者の同意のもと境界を決めていきます。

この度、家を売却することになり、
不動産屋さんから測量をしてくれと言われています。
つまり地積調査ですね。
ただ、うちの敷地は複雑で宅地と山林に分かれていて、
公図上で確認するだけでも、境界点の数が20以上もあります。
既存の境界杭も半分くらいしかわかりません…
購入時はかなり適当な感じでの確認だったので、
そんなものかと言う感じで購入しました。

で、測量をすることになっているのですが、
期間が1か月以上、費用も100万円以上かかるとのこと…
はぁ。。。

でも本来地籍調査は昭和26年に制定された「国土調査法」で
国と都道府県、地方自治体が行うものとされており、
費用も国と都道府県、市町村が持つことになっています。
当然ですよね、土地に税金をかけてるのですから。

以前、このことを役所の方に尋ねたところ、
「あの法律に期限はないですから」
との回答。。。法律制定後70年以上放置されてるわけです。
この時以来、役所に何も求めないことにしました。
精神衛生上悪いですからね。

なので、自腹です。。。
どこかで聞いたセリフですが、
ホント「日本○ね!」って言いたくなりますよ。
愚痴投稿になってすみません…

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デザインの範疇。

一般的にデザインというと、
「シンプルなデザイン」とか「使いやすいデザイン」など
見た目や機能のことを指すケースが多いですよね。

でもデザインにはもっと幅があって、
まず目的があり、それを達成するために、
目的にあった素材や色、形などを創意工夫します。
さらにはできたモノが廃棄された後のことまで考えることもあります。
リサイクルや土に戻る素材などは、
目的を考える企画段階で決まることが多いので、
1番のキモは「企画」ということになります。

ではこの「企画」から、製品化され役目を終えるまでの間で、
デザインの範疇はどこからどこまででしょう。

個人的には全体を通してデザインだと思っています。
ただ実際の役割で言うと、プロジェクトの規模にもよりますが、
プランナーやデザイナー、エンジニアなど様々な専門家が関わります。
さらにモノによってはデザイナーも役割を細分化されます。
この役割分担が、デザインの範疇を狭めてるように思えます。
デザイナーの守備範囲がデザイン、みたいな。

見た目や機能だけでない、モノの生涯を意識してみると、
デザインへの考え方が変わってくるかもしれません。

どうしてこのモノは生まれて来たのか。
最後はどうなるのか。

デザインって楽しいです。

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